テーマ:50代以上のblog

「春季限定いちごタルト事件」(米澤 穂信)

「高校デビュー」とか「大学デビュー」という言葉をよく耳にしますが、大体は過去の(中学、高校時代)のイメージを捨てて新しい明るい方向に向かう、という印象です。 この物語の主人公「小鳩君」と「小佐内さん」の二人も、高校デビューを目指すんですが、その目的が「小市民たれ」。あくまでも控えめに、目立つことは避けて、ひたすら人の間に埋もれた暮らし…
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「アシンメトリー」(飛鳥井 千砂)

小説の中で、一人称のものと、三人称のものがあります。 主人公の目線(時々脇役からの目線)から進むお話と、少し上から俯瞰するように進む時。 だいたいはこのどちらかだと思いますが、この人の小説のいくつか(どちらかというと多くの部分)が一人称×Nの形式で書かれています。 初めてこの人の小説、「タイニー・タイニー・ハッピー」を読ん…
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「ふわふわの泉」(野尻 抱介)

一口にSFといってもいろんな種類があります。 遠い未来で、今の科学技術ではとてもできない事が当たり前になっていて、人類が遠い星までたどり着いて、銀河帝国などを構築している世界のお話。 少し先の未来で火星あたりに人類が植民している世界。 いつの時代がいまいちよくわからないですが、宇宙軍を退官した軍人が宇宙運送屋を開業する話。 …
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「虹色天気雨」(大島 真寿美)

また久しぶりに復活いたしました。 どうも、性格的に「継続は苦手なり」といいますか(笑)、何かを作るまではがんばるんですが、それを続けていくのは難しいですね。 昨年のちょうど今ぐらいの時期に某公共放送にてドラマ化された本です。 りょうさん、鈴木砂羽さん、そして和久井映見さんのもうすぐ40才を迎える高校時代からの友人三人を…
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「神の火」(高村 薫)

公私ともいろんな事がありすぎて、しばらくご無沙汰しておりました。 本のデータベースの更新もすっかり滞っておりました。 短いながらも年末年始のお休みがありましたので、少し整理して更新をまたぼちぼちはじめていこうかと思います。 この本はあの震災が起こってから読みました。 前々から気になっていた作品でしたが、この機会に読んでみ…
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「プリンセス・トヨトミ」(万城目 学)

今年度は町内会の会長を初めて拝命いたしました。 世帯数60前後、予算規模100万円前後(町内会費)の「長」であります。 といっても、町内の持ち回りで、「よろず雑用引き受け係」という役どころでしょうか。 皆さんの町も同じようなものなんじゃないかとおもいます。 ところが、大阪になんと「大阪国・総理大臣」なるものが存在し、それも「…
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「極北クレイマー」(海堂尊)

この人の小説ではおなじみの桜宮市を離れて、舞台は財政破綻のあの町を思い起こされる極北市へ。 いままでの小説で登場した人々がたまに登場しながらかなり危機的な状態(ほとんど破綻寸前!)の病院を舞台に物語は進みます。 自治体の破産、医療訴訟などの問題をどちらかというとドキュメンタリーのように取り上げてすすみます。 退屈はさせなかったとは…
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「なぜ宇宙人は地球に来ない? 」(松尾 貴史)

UFO、超能力、心霊現象…。 「科学では解明できない」といわれている現象の科学的には(『常識的には』と言い換えても…)絶対にありえない部分をツッコンでバッサリと斬りまくる本です。 科学で解明できないものもある、とは言えあまりにもバカらしい主張を繰り広げる広告・テレビ番組を苦々しくおもっていましたので面白く読みました。普通に考えればあ…
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「「事務ミス」をナメるな!」(中田 亨)

紆余曲折がありましたが、「コスト削減」を極限まで進めた結果事務方がほとんどいなくなってしまった職場に残ってしまいました。 減った人員の分を引き受けなければなりませんし、ひとつミスが余計な仕事を作ってしまいます。 そんな時にこの本を見かけました。 いままで当たり前に考えてきた事、意識してこなかった事を気づかされたり、 一方…
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「ヒプノスの回廊」(栗本薫)

栗本薫さんがお亡くなりになってもうすぐ二年になります。 グインサーガシリーズとしては最後となるこの作品が書店に並んでいるのを見たとき、「ああ、これでもう新しいグインサーガを見ることはないのか…」と寂しい気持ちになりました。 このシリーズとの出会いはいまから二十年以上前。まだ今のカミさんと出会う前の事でした。 その時に既に巻…
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「鼓笛隊の襲来」(三崎 亜記)

いままで読んだこの人の作品はまだ一冊しかありませんが、不思議なお話ばかりです。 この本も、「赤道上に発生した戦後最大規模の『鼓笛隊』」、「覆面労働に関する法律」、「本物の像のすべり台」そして、「ボタン」。どれも絶対に存在しそうに無いものですが、それ以外は極々普通な日常生活。その不思議なものがあることが少しも不思議でないような日常の描写…
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「ホルモー六景」(万城目 学)

京都の大学で代々受け継がれている「ホルモー」をめぐる短編集。 「ホルモー」に関しては前作(「鴨川ホルモー」 )を読んで頂ければより判りますが、先入観なしにこの本を先によんでみるのも面白いかも知れません。 次に京都へ行ったときについついあちこちを見てしまうような気がしてしまいます。もしかしたら、あちらにいる何かのサークルの学生達は… …
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「いっちばん」(畠中 恵)

「しゃばけ」シリーズの最新刊です。 相変わらず、無敵(!)の病弱でがんばってる若旦那、とうとう誘拐されてしまいました。 犯人は天狗、身代金はなんと… いつもなら兄や達の手助けがありますが、今回は若旦那の知恵で勝負。 もちろん、事件が解決したあかつきには熱を出してしまい、これもお約束通り。 他に、親友の栄吉のお話、塗り壁妖怪…
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「太陽の塔」(森見 登美彦)

この人の小説は不思議な雰囲気のものが多々あります。 京都の町を舞台に、「水尾さん研究」という名の、他人がみたらストーカー行為となんら変わることのない事を日課にしながら、大学とは絶縁状態(!)で、おなじような境遇の友人たちと下宿に集まってはくだを巻く。 不思議な雰囲気で、でも読み出したらなかなか離れられない物語です。 一見すると…
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「坂の下の湖」(石田衣良)

「坂の上の雲」 (司馬遼太郎)と間違えそうなタイトルですが、石田衣良のエッセイです。 ここ数年のとてつもない不景気、ここ数週間の記録的な寒波、そしてここ数ヶ月の自分の状況… どれをとってもどうしようもないことばかり。 でもそんなことを気にしていても仕方がない、と言われては少し反論したくもなります。 「雇用促進」「成長戦略…
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「おたから蜜姫」(米村圭伍)

前作、「おんみつ蜜姫」から四年、「おんみつ蜜姫」シリーズ第二作の登場です。 前作に続き、九州の小藩・豊後温水藩の跡取り息子・・・、じゃなく姫が大暴れ。 今回は前回以上にブレーンである母上の活躍も楽しめます。 ただのおとぎ話だと思っていた「かぐや姫」が実は古代日本の歴史の秘密を解く鍵を握っている。 そして、埋蔵金の行方も絡…
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「ミッドナイト・ララバイ」(サラ・パレツキー)

シリーズ物、特に自分の気に入っているミステリーのシリーズ物ほど待ち遠しいものはありません。 しばらく間が開きましたが、「V・I・ウォーショースキー」シリーズが帰ってきました。 主人公V・Iはシリーズの進行とともに年を重ねていき、いまでは50代になってしまいました。 不覚にも今回初めて気がつきましたが、彼女と私はほとんど同年…
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明けまして…

おめでとうございます、と書きたいところですが、そうもいかない状況になってしまいました。 あ、「身内の不幸」とかじゃありませんからご心配なく。 コスト削減の対象となってしまいました。 業績がなかなか回復しないことは認識していました。 そのために、やめていった仲間たちも… 少ない人員でより良いパフォーマンスをと、あ…
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「はやぶさ」を見てきました

今を去ること半月程前、某市立科学館にてはやぶさのカプセル公開がありました。 ご存じの方はご存じだと思いますが、ただいまリニューアルオープンに向けて大改修の、あのCOP10開催都市の科学館です。 公開日が数日しかなかったし、土曜日だったのでかなり長い間並ぶのを覚悟をしてのぞみました しかしおもったほど行列も長くなくて三十分程で整理券…
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嵐のような日々

などと言うと少し大げさかも知れませんが、前回「カゼ、なのかな?」をアップしてからの二週間はいろんな意味で大変な二週間でした。 ご心配をお掛けしましたカゼ(大して気にしてないのかも入れません(笑)が…)はやはりあれから週末ちかくまで続き、体力をしょうもうしましたが何とか治りました。 木曜にはなんと携帯が突然の不調により電源が入らな…
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カゼ、なのかな?

先週の中ごろ、気温が上がったり下がったりしたころからノドの痛みに悩まされていました。 マスクをしたりカゼ薬を飲んだりしたんですが、一向に症状が改善しません。熱が出て症状が酷くなる、ということもない代わりに同じような状態がズルズルと続きます。 身体が熱を出すのは、熱を出して中にいる病原菌をやっつけるためである、と聞いたことがあります。…
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我が家の「庭」の歩き方

日曜に公開させていただいた独断と偏見のデータベース「晴読雨読の庭」ですが、少し取り扱い説明を。 そもそも、これを作った経緯ですが、今から遡って数十年前、趣味の読書で濫読の毎日。 読んだ本がおおくなったので、少しデータベース化をしてみようと思い立ちました。 当時は今ほど環境は整っておらず、最初に手がけたのはdbaseⅡというもの…
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「お庭」を公開しました

いままで読んだ本のデータベースを個人で作ってみました。 MS-Accessを使って、   発注者 : 自分   製作者 : 自分   仕様作成 : 自分   納期 : 無制限   制作費 : ゼロ で作成したんですが、ついつい余分な仕様を作ったりして、趣味のシステム設計となってしまいました。 このたび、晴れの公開とな…
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「君に届け」(椎名 軽穂)

少し気になったので一巻を買って読んでみました。 続きが気になって、一気に大人買いして最新刊まで読んでしまいました。 自分自身の高校時代、何十年も前の事なのに、ついこの間の事のように思い出しました。 部活と宿題と受験勉強… ケイタイやら、PCなんか無かったけど、今から考えたらいろんなことに悩んでいました。 大人になって、…
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IT化、もしくは業務効率化のジレンマ

IT化、古い言葉で言えば「業務効率化」との掛け声で今まであちらの資料、こちらの資料からデータを作っていたものを一括・一瞬で処理できるようにしたり、膨大な時間がかかり、面倒なだけのデータ集計作業を定期的・自動的にこなしたり、少しでも作業が楽になるように勤めてくるのがボクらの仕事です。そうすることによって、いままで手をつけられなかった仕事に…
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因果な商売?

社内システム運用および開発の仕事をやっていると、どうも世間が狭くっていけません。 そこそこ大きいシステムだと外部に委託してしまうし、ちょっとした改造ぐらいだと自分でやりますが予算と時間の関係であまり大きなことはできません。 結果、守備範囲はどうしても狭くなり、社内システムのデータは自由自在にとりだせても他に応用が利かなくなってき…
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